1. 最初の行動

(1)安全確保の基本動作

地震が発生したら、固定されている丈夫なものにつかまる、危険なものから離れる、身を守る姿勢をとる、大声を出さない、という行動が原則です。
また、マンションでは、階数によって揺れの大きさが違い、一般的には上層階ほど揺れは大きくなります。揺れ方や被害を予測し、室内被害を軽減するための対策を考えておくことが大切です。
不用意にマンションの外へ出ると落下物に当たる危険があるので、揺れがおさまるまでは、室内の安全な場所に留まるようにしましょう。

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(2)キッチンの場合

直下型地震のように突然激しく揺れるケースでは、何よりもまずキッチンから離れることが第一。無理に火を消そうとすると、お湯や油などで火傷をする危険があります。

大きな揺れの場合は、マイコンメーターが自動的にガスを止めます(震度5相当)。万一、火災が発生しても、炎が天井に燃え移るまでに数分はかかるので、揺れがおさまってから落ち着いて消火活動を行なって下さい。

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◆ガスマイコンメーターの復帰方法◆

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※作業を行ってもガスが復帰しない時は、ガスの供給が停止しており、復帰には時間がかかると考えられます。

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(3)リビング・ダイニングの場合

すぐに窓から離れてください。そして、テレビや背の高い家具の近くや、照明器具・掛け時計・置物の真下などを避け、安全な空間に移動しましょう。
できるだけ低い姿勢をとり、近くにあるクッションなどで頭部を保護します。できれば物が少ない空間、たとえば廊下などに避難した方が安全です。

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(4)寝室の場合

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就寝中に地震が発生した場合、とっさに状況を判断して行動するのは困難です。照明を消している場合には室内の状況も見えず、慌てて動くとかえって危険です。

とりあえず布団の中でうつ伏せになり、枕や布団で頭部と体を保護し、揺れがおさまるのを待つようにしましょう。行動を起こすときは、懐中電灯を点けて周りの状況を確認し、厚底のスリッパなどを履くようにしてください。

(5)浴室・洗面室の場合

入浴中の場合は、無理に浴室から出ようとせず、まずは浴槽の縁や手すりにつかまりましょう。風呂フタは、頭部と体を保護するのに役立ちます。

また、洗面室では、洗濯機や乾燥機の転倒に注意が必要です。洗剤や洗濯ばさみ、化粧品などが散乱・破損することもあるので、割れ物を踏まないように気をつけてください。

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(6)エレベーターの場合

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揺れを感じたら各階のボタンを全部押し、ドアが開いた階で降りるようにしましょう。閉じ込められたら、「非常電話」のボタンを押し続け、むやみに行動せず、救助がくるのを待ちましょう。

なお、余震の恐れがある中では、エレベーターを使わないようにしましょう。

(7)エントランスの場合

ガラス扉や窓から素早く離れましょう。慌てて外に飛び出すと、落下物の危険もあるので、落ち着いて行動してください。

(8)廊下の場合

外廊下や吹き抜け廊下では、壁側に体を寄せて姿勢を低くし、頭部を鞄などで守るようにしましょう。エキスパンションジョイントの近くにいる場合は落下する危険があるので、すぐにそこから離れてください。

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※エキスパンションジョイント

(9)駐輪場・駐車場の場合

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自転車やバイクがドミノ倒しになったりする危険があるので、すぐに離れましょう。

駐車場で車を運転中の場合は、ハザードランプを点灯させながら近くの空きスペースに停車し、揺れがおさまってから所定の位置に移動します。
車外に出るときは、ヘッドライトの消し忘れなどに注意しましょう。